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湖南市岩根の取り組み

 湖南市岩根は国道1号線沿いの野洲川右岸と丘陵地帯に阻まれた地域に農地が拡がります。野洲川の氾濫で流出する農地を圃場整備事業できれいに区画整理した地域で、田の水持ちを良くする工事を施工しています。従って、水はけが悪いところもあり、機械が入る場合は苦労する場面もあるようです。
 今日は、高度な農地・水の保全活動(向上活動)の取り組みについて具体的に検討されるので話の場に参画させてもらいました。「岩根地域水と緑を守る会」の代表園田さんと2人の役員が参加しました。山がすぐそばまで迫っているため、排水路には水は比較的流量があり、ナマズ、ムツ、コイなどの魚も生息が確認されています。ホタルの保護にも取り組まれ、学校の先生も参加して、子供たちを中心にホタル観察会を開催しています。
 農地は121㌶と広いが耕作者が少なく、僅かの大農家が活躍しています。46軒の農家の内、2つの農家(一つは法人組織)が90㌶(全体の80%)に米と野菜を栽培しています。これらの数字を見て、二つの問題点が浮かび上がってきます。耕作を委託している地権者が多いということは、これからの担い手に不安があること。農地を保全する労力の提供で委託した人まで参加が滞る事態におちいることです。他の地域の活動組織では発生しています。
 担い手の問題では、後継者不足は色々な地域で見られますが、将来的に明るい光明がない訳ではありません。当地は企業の製造や流通、販売の拠点が多く、働く場所が多く、生活がし易い。ために、人が一時的に離れても、ふるさとを想って、Uターンして帰農する可能性があります。
 しかし、今日お会いした3名の方々は耕作維持に全く不安を感じさせない程の、年配だが活発に活動されていて若い人以上に元気です。協議の結果、労働力のいるグリーンベルトに取り組みます。共同活動の草刈り、排水路の泥上げに一度は参加してもらえるが、二度目、参加してもらえない。ここは、まるごと保全活動の主旨を皆さんが理解して、参加して頂けるようにしたいものです。
 二つめの取り組みは木炭を排水路に設置して、水質を浄化するものです。三つ目は生きものに配慮する排水路、または川に深みを設置する取り組みです。
 これらの取り組み項目を来年度から目処の立つ3年間の計画を策定しました。どうか、これからもずっと、明るい農業を目指して頂きたいと願ってやみません。
岩根山善水寺名刹の岩根山善水寺の桜
本堂が国宝指定、仏像15体が国の重要文化財に指定されている。日本庭園があり、散策にも良し。
(湖南市観光協会のホームページから借りました、有難うございます)
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甲賀市小佐治の取り組み、もちふる里まつり

 甲賀市甲賀町小佐治は餅を特産品とする楽しい農業者の集まりです。耕作面積79.8㌶のうち17㌶にもち米栽培をしています。農業者30人ほどが集まりました。その中の半数の人がもち米を栽培し、営農組合預かりのもち栽培を耕作されている人もいます。
 開催された“もち栽培推進大会”の貴重なお時間を頂き、「豊かな生きものを育む水田づくり」を説明させて頂きました。会場の甲賀もちふる里館は法人組織化された有限会社甲賀もち工房が入居している立派な建物です。今日はどんなお話が聞けるのか楽しみです。
 小佐治は山間に位置しながら比較的平地に農地は拡がっています。谷筋の川には魚も多く生息していて、食用に捕獲しています。既に、向上活動の支援交付金の活用を描いています。水路内の深みの設置と水田内水路の設置です。大原ダムの流水を利用して年間を通じて水を水路や田に引水できます。従って、冬期湛水に取り組むことも視野にいれています。他に水の確保は、谷水の利用と地下水汲み上げのポンプ設置を構想しています。水路の幅、深さ、深みの四方の大きさ、深さは今後の保護する魚種、魚体、生息環境により決定します。今後、生きもの調査を実施の予定です。
 もち栽培に情熱を掛ける男たちが集まって”もち”で町おこしを企てた。格好いいですよね。今や法人にまで成長してトップは社長です。しっかりと地元に足が付いているから、実行して、試行錯誤して、改善して、これを繰り返して、成す。そこには机上の空論はありません。実地があるのみです。もちを介しての結束の固い集まりは、将来に渡って継いでいかれるものと思います。
 ここで良い話をお聞きしました。
 一人のもち米も栽培されるご年配の方が話された話です。
 養子を迎えたが若くして病気で亡くなりました。一粒種の男の子はおじいさんに育てられました。幼い時から農業機械に乗って遊んでいる内に農業を楽しいものと感じるようになりました。学校が休みになると農作業が手伝えることが楽しい、面白いと言って、大人を喜ばせました。
 車の整備を学ぶ大学を終え、車の整備の勤め人になり、休みには農業をするために帰ってきます。おじいさんは7町歩の稲作を一人でこなしていると自負しますが、今は孫の手助けを切望されているのでしょうね。別に農作業のために帰ってきてくれと頼む訳でもなく、幼少時のトラクター経験がいつしか、米作りに繋がったのです。
 仕事は常に楽しくなければやっていられない。いつまでもお元気でお孫さんと楽しく作業して下さい。

小佐治のイベントのお知らせ
第15回甲賀もちふる里まつり 2012年11月18日(日)10:00~15:30
  会場:鹿深夢の森(甲賀市甲賀町大久保507)
  餅つきや餅まき、餅の販売、地元野菜の販売があります。
  ここの米粉ロールケーキはしっとりきめ細やかで旨いです。是非賞味を。
  ホームページ www.koka-mochi.jp/
 
小佐治もち推進大会会場は明るく、広く、気持ちがよい

甲賀市水口町泉の取り組み

 泉は国道1号線とJR草津線が走る、水口丘陵の開けた盆地です。野洲川が側を、地区内を泉川が流れて野洲川に注いでいます。
 泉は工場進出に土地を取られたりして、開発が間近に迫った地域です。宅地開発もあり、新興住宅地との付き合いでは、まるごと保全の参加は理解を得られていないところがあります。しかし、生きもの観察会等の子供参加のイベントではみんな気持ちよく集合しています。
 活動組織「いずみ環境保全会」の代表山川さん、青木さん、松広さんは調整に長けた人です。住民と円滑に接するためにいろいろと気配りをされています。
 水路の大量の泥上げ、水路補修、川の土手の草刈り、ペンキ塗り、ゴミ取り・ゴミ拾い等、高齢化が進む中、地道な活動を実施されています。子供たちを、川をキレイにする啓発看板の製作に参加させて世代交流を図っています。
看板づくり2011年
                     2011年製作の子供たち
 後継者難にならないように、今からまるごと保全活動に関心を持って貰って次世代につなげたいですね。重要なことです。
 泉川には野洲川から魚が遡上しています。生きもの観察会では大きなナマズを捕らえています。この泉川に連なる用排水路に堰上げ板を設けて、更に水嵩を増やして魚を呼び込むことは考えられないでしょうか。場所が問題です。この川は常時水が流れていますので、水路に深みを設けて魚の住み処を確保できます。更に休耕田を利用してビオトープを作れば子供たちの生きものに触れる場所となります。
 野洲川から取水のために利用しているポンプを使って、冬期に田に湛水すれば、地下水涵養と野鳥の餌場兼休息地になります。この点も可能かどうか検討して下さい。
泉地区の役員泉地区役員の皆さん

水口町嶬峨(ギガ)の取り組み

 甲賀市水口町嶬峨の農村まるごと保全向上対策を主導されている「美しい嶬峨保全会」を訪問しました。嶬峨地区は国道一号線沿いの野洲川の南に位置し丘陵の間に開けた土地です。回りは山の景観で緑豊かな所です。北西に水口の街が賑わっています。
 嶬峨地区の役員は年度毎に交代して地区の運営に当たっています。計画した事業を次年度の人に引継ぎする訳ですが、お互い信頼があるため、大きな支障なく事業を遂行されています。
 今までの共同活動でビオトープを作り、小学生たちと共に生きもの観察会を実施されてます。
 現在、「施設の長寿命化の活動」を申請中で、保全会会長の森地さん他二名の役員方々は向上活動支援交付金には高い関心を持っておられます。
 ため池が大小2つあって、毎年水抜きをして、水抜きの回りの堆積物を除去しています。これが、結構大変なので、活動項目の「ため池の浚渫」に意欲を示されました。
 ため池の浚渫では
  1. 事前に浚渫する土砂量を把握すること
  2. 浚渫した土砂の処分方法を検討すること、をそれぞれ計画する必要があります。
  3. 浚渫作業に使用する重機の搬入路の強度、幅員を事前に調査します。搬入路の拡幅、樹木の伐採をする場合は所有者の許可も必要です。土砂の搬出経路、一時的な保管場所も確保します。

 かなり、大がかりな工事になります。役員の方々は専門業者に見積りを依頼することになりました。嶬峨は耕作面積が広いため2000円/10㌃を適用すると最大180万円(単年度)の支援金が交付されます。残り4年間の事業でうまく経費を分散できればよいですね。
 生きものの保護策では水路に常時、水が流れない、野洲川への排水路は落差が大きく遡上が困難なこと、から生きものの生息環境向上策は望めません。ため池には魚は生息しているのですが、農閑期には通水しないため水路の深みもできないようです。僅かでも流れていれば、深みは可能なのですが、田が終わった後の通水を何とかできないでしょうか。
嶬峨の役員3名熱心に話が飛び交う説明会
 きっと皆さんの力で、田んぼに息づく小動物が出現(復活)することを期待しながら、応援させて頂きます。

甲賀市櫟野(いちの)の取り組み

 鈴鹿と境を接する滋賀県南西部の甲賀市櫟野地区は杣(そま)川の源を発し、山間(あい)に開けた扇状地です。天台宗の名刹、櫟野寺(らくやじ)があり十一面観音菩薩の御本尊が安置されています。
 「清流の里いちの」の代表、東さんは農事組合法人「甲賀エコファームいちの」の組合長も兼ねられ、精力的に活動され、施設の長寿命化の実施を共同活動の取り組みで、水路等を維持管理されています。(この場合は向上の長寿命化は使えません)
 向上活動の取り組み計画では生きもの生息環境向上策のビオトープ水田、深み設置、土壌流出防止策の畦畔法面への地披植物植栽(グランドカバー)を考えておられます。
 以前、景観形成の目的で地披植物を植栽されたが、雑草に負けて失敗したとのこと。この経験を踏まえて、再度の挑戦では雑草に打ち勝って下さい。草花を植える前に、草刈りをして先に防草シートを施行すると良いでしょう。雑草の生命力に応じて除草剤を散布する場合があります。(なるべく控えめに)防草シートは遮光率99.9%の織物で雑草の下からの貫通抵抗力が高いものを選んで下さい。
 山辺の生きものを何とか継承していきたいと役員の皆さんの熱心な討議が続きます。是非とも、実現の方向で計画、実行をお願いします。
櫟野の皆さん熱心に打合せをされる櫟野の皆さん

甲賀市柑子の取り組み

 9月23日甲賀市柑子で生きものを育む水田づくりの説明会を開催しました。
柑子は滋賀と三重の境を接する、丘陵地帯のなかの川沿いに開けた地域です。大小の動物が生息する期待観の高まる地域でもあります。14名もの多くの熱心な活動家に参集して頂けました。
 取組みの活動項目
 ・ほ場整備後40年が経過しているため、「施設の長寿命化」に取組み、施設の機能診断を受ける。
 ・ため池の浚渫(費用から見て可能かどうか)、循環かんがい用のポンプの保全、
 ・生き物の生息環境向上の取り組み(水田内水路、水路に深みの設置)
   ⇒ 山がちの清流に棲む動物の保全に、特に力を入れる

柑子説明を聞かれる活動家の皆さん

 生き物調査等のイベントに子供たちも参画して開催され、世代間の交流も図られています。この自然を守るのは皆さんの活動如何に掛かっています。まずは、活動の計画策定を力を結集して実施の方向でお願いします。

甲賀鳥居野まるごと保全隊の説明会

 9月14日、甲賀市の鳥居野まるごと保全隊の皆さんと「豊かな生きものを育む水田づくり」について協議しました。参加者は保全隊を牽引されている環境部長、営農組合長、共同活動の部長等6名の方々です。鳥居野は周りを森と山林が迫る原風景の里山という感じの所です。水辺は渇水期は数cmの水が流れる程度で余り豊富ではありません。ホタルが神社そばで繁殖していたのが近年、数がぐっと減ったとのこと。昔の賑わいを取り戻したい思いは、皆さん同じです。ドジョウは昔からいる生きもので、個体数は減ったものの、これからも保護したいと仰いました。冬季湛水は甲賀市は養鶏の関係で推奨していません。当地は猿や鹿も出没しこれらの対策も講じなければなりません。豊かな生きもの保全活動には取り組み対象の魚や両生類、昆虫以外のこれらの動物も保護しなければなりません。猿や鹿の生息環境を取り上げることはできないのです。
 取り組み内容として、水が少量でも流れているので、深みを作って魚の退避所を作る。水路に木炭を設置して浄化する。後、簡単(?)に取組める内容として、土壌流出防止のグランドカバープランツも考えられます。
 皆さん、議論百出いつまでも尽きません。
鳥居野の皆さん熱心な意見交換が続きます。

甲賀生きもの大説明会

 甲賀市水口町碧水ホールで滋賀県主催の生きものを育む水田づくり説明会がありました。甲賀市、湖南市の各保全協議会が対象で約100人の人が参加されました。午後7時30分の開始に、皆さん一日の仕事を終えてご出席いただきお疲れ様でした。
説明会の内容
 (1)豊かな生きものを育む水田づくりについて
 (2)世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策の活用について
 (3)豊かな生きものを育む水田づくり~Q&A~
    実践アイデア手帳の説明
 (4)質疑応答
 質疑応答では質問者が続出、甲賀地区の皆さんは議論活発で熱気を感じます。
 アンケート結果から「豊かな生きものを育む水田づくり」に興味を持った人、取り組みに意欲を持った人の割合は多いとみました。わたしたちも熱き心に感応してご支援申し上げたいと思います。

甲賀地区説明会会場の様子

 今からの活動申請は10月初めに各市に申請書を提出することになりますが、各市において予算化されていることが条件になります。24年度は市の予算が計上されていない場合が多いようです。しかし、活動は前倒しでもできますので、準備は早めに取り掛かってください。






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